芝 からだ・ぶんかラボ

こんな本が出てきました③-『笑点(1)』


2019年3月22日

わが家の本棚からこんな本が出てきました。

 

笑点(1)-今から約半世紀近くも前の本です。

 

帯びもちゃんとついており、懐かしい面々が写っています。

 

懐かしのメンバーたち

 

言わずと知れたご長寿番組「笑点」。

 

「山田くん、座布団一枚」。

 

番組中に行われる大喜利は誰でもご存知のはず。

 

この本はそんな大喜利を編集した一冊です。

 

帯びには三代目司会者の三波伸介さん、メンバーの桂歌丸師匠、林家木久蔵(現木久扇)師匠、三遊亭円窓師匠、五代目三遊亭円楽師匠、林家こん平師匠、そして三遊亭小円遊師匠が写っています。

 

当時の大喜利といえば、歌丸師匠と小円遊師匠の丁々発止のバトルが一つのウリでした。

 

いまだに覚えているやり取りで次のようなものがあります。

 

お題:あの人はどんな本を読んでいるか?

 

  • 小円遊師匠:桂歌丸「不毛地帯」
  • 歌丸師匠:三遊亭小円遊「ゲゲゲの鬼太郎」

 

この二人、実は仲が良かったらしいですね。

 

またメンバーそれぞれのキャッチフレーズもありました。

 

  • 円楽師匠:「星の王子様」
  • こん平師匠:「越後生まれの越後育ち」(地方ロケに行くと「越後育ち」が「ご当地育ち」に変わりましたね)
  • 松崎真さん(座布団運び):「手をあげて横断歩道を渡りましょう」―。

 

この本にはちびっ子大喜利の特集ページもあり、現座布団運びの山田隆夫さんが「天才的なタレント性を持っている」と紹介されています。

 

そうだ、この人を忘れてはいけません。

 

当時のメンバーで唯一出演を続けている方、木久扇師匠です。

 

「ねぇ、ここに置いた財布、ナイジェリア」
「そう? あら、財布ならここにアルジェリア」

 

このネタ、当時からやってたんですね。

 

ご立派です。

 

現在でも通用する答えも!

 

メンバーの答えを読み返してみると、現在でも通用するもの、逆に現在ではアウトなもの、そして当時を知らなければ意味がわからないものなどさまざまです。

 

例えば政治を皮肉ったこんな答えはどうでしょう。

 

  • 政治家を売りに行ったら売り名を忘れ、すぐにはがれるコーヤクはいりませんかいな。
  • 立てば笑顔で座ればいねむり、うかれば後ろへふんぞり返る。

 

今でも‘あるある’ではないでしょうか。

 

では次の答えはどうでしょう。

 

  • ユーモアのあるお医者さんの一言:「あなたが患者、小指がいたい」(昭和歌謡のヒット曲)。
  • 「うさぎ うさぎ 何見てはねる 十五夜お月さん見てはねる」の「はねる」だけ残して替え歌を作る:「親指 親指 何見てはねる チューリップの穴 見てはねる」(昔は指で弾いてました)。

 

若い方にはわからないかもしれませんね。

 

この本、笑いだけではなく、当時の世相を考察する一冊でもあります。

 

いろいろな楽しみ方ができそうです。

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