芝 からだ・ぶんかラボ

本が出ました『認知症予防は絵手紙で! 頭がさえる26のポイント』


2019年4月15日

認知症予防は絵手紙で!

 

出版しました。

この度郵研社より『認知症予防は絵手紙で! 頭がさえる26のポイント』という本を上梓しました。

絵手紙は3つのH(Head=頭・Hand=手・Heart=心)で脳を活性化させる素敵な活動ですよ。

3つのH(叡智)で脳を活性化

 

絵手紙は絵を描く、文章を書く、そして絵手紙を出すという要素からなる活動です。

これらすべてにおいて、私たちは多くの認知機能を用いています。

以下、簡単にまとめてみました。

1.Head(頭=脳)

 

例えば色を塗るという行為で考えてみましょう。

まず色を塗るためには、描いた絵をじっくりと見る必要があります。

このとき視覚を司る後頭葉が働きます。
そして過去に見た色や形を参考にして塗ろうとするでしょう。

このときに働くのが側頭葉です。

また全体の構図をチェックするために頭頂葉も働きます。

そして最後に前頭葉がどこをどのように塗るのかについての計画を立てます。

それに従って運動野という場所から身体に指令が送られ、手を自在に操って塗っていくのです。

このように色を塗るという行為だけをとっても、脳の多くの場所が使われることになります。

2.Hand(手)

 

絵手紙は手作業による営みです。

さまざまに手を動かすことによって、脳に多くの刺激が送られます。

手からの刺激は頭頂葉にある感覚野という場所に送られます。

またその情報をもとにして、前頭葉にある運動野という場所から「手を動かせ!」という指令が出されます。

私たちは動きながら感じ、感じながら動くという不断の活動によって、日常のさまざまな活動を円滑に行っているのです。

身体を動かすことで脳は活性化します。

特に手は細やかな動きが要求されるため、運動野も感覚野も手を支配する領域が大きいという特徴があります。

つまり手を盛んに動かすということは、それだけ運動野、感覚野の広い領域を刺激することになるでしょう。

3.Heart(心=交流)

 

絵手紙のやり取りは思いの交換です。

人との交流は社会的認知能力を育みます。

社会的認知能力とは、他人の表情を読む力、共感する力、駆け引きする力、協調性、自己抑制する力、そして反省する力などのことです。

私たちはこのような力があるからこそ、人間関係のネットワークの中でうまく生活していけるのです。

ではこの社会的認知能力を育むためにはどうしたらよいのでしょうか。

そのためには他人との交流を通してコミュニケーションをはかることが大切です。

絵手紙のやり取りによる心の交流や絵手紙教室での仲間とのコミュニケーションは、社会的認知能力を向上させるには適した活動と言えるでしょう。

以上のように絵手紙は3つのHで脳を活性化する力を秘めた活動です。

ご興味のある方は本書をご一読いただけたら幸いです。

郵研社HP『認知症予防は絵手紙で! 頭がさえる26のポイント』

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